理系受験生のための英語の読み方記事一覧

このサイト(はかせ塾英語)では、学校で習う文法(5文型)ではなく、『2文型・核文変形文法』で読む。2文型・核文変形文法というのは、恐らく聴いたことがない言葉だろうが、文型は5文型でなく2文型で捉え、主語・述語を最重視する読み方だ。これは5文型が間違っていると言うことではなく英語が苦手な理系受験生向きの、英文読解テクニックだと理解してもらえばいい。はかせ塾英語のゴールは大学入試の英語で合格点を取ると...

英文の読み方の手ほどき。最初はまず文章の構造に関する言葉と記号についてしっかり覚える。Sと書いてあったら主語、Vと書いてあったら述語。Cと書いてあったら説明語(補語)、Oと書いてあったら目的語。これくらいは普通に覚えて欲しい。これらは文中での役割を表す言葉で文章を構成する『部品』だ。はかせ塾英語では、かんべやすひろさんなどでおなじみの2文型法で英語を読んでいくので、学校で習っている用語とは多少異な...

英文を読むコツ。主語・述語の次は、説明語Cだ。学校文法では「補語」と呼ばれるヤツだ。説明語Cの話をする前に、なぜ補語とか目的語というのがあるか、ざっと説明しておく。まず英語の文型は動詞で決まる。5文型だとか2文型というのは結局、動詞によって決まって来るもので、特に動詞の意味によって文型が決まる。たとえばrunという動詞が述語なら、たいていSVの構文しか作れない。She runs.(彼女は走る)Th...

英文は動詞で二つに分けることが出来る。一つ目がSVC文で、述語がbe動詞の文章だ。一方、述語動詞がbe動詞でない一般動詞の場合は、SVO文になる。OというのはObjectの略だが、「物体、対象、目標・目的」と言う意味だ。たとえばI have a pen. なら、have(持っている)→(対象物は何?)→「ペン」ということで、a penの位置にある単語がObjectになりOで表しているわけだ。学校文...

はかせ塾英語では、5文型のSVOOとかSVOCという表現はしない。SVOOはSVTO、SVOCはSV(S'V)になる。なぜこういう区別をするかというと、5文型のSVOOとSVOCのOをハッキリと区別するためだ。SVOOの最初のOは「誰それに」と言う意味に訳するが、SVOCのOは文の中にある別の文の主語になり「誰が」と言う風に訳さないといけない。3番目の位置に来る部品なのに訳し方は全然違うので、日本...

解説などを読むために、最低限の品詞の知識を押さえておこう。とりあえず覚えておいて欲しい品詞は、名詞形容詞動詞助動詞副詞接続詞の6つだ。名詞(代名詞・関係代名詞・名詞句・名詞節)名詞とはモノの名前だ。名詞グループには代名詞・関係代名詞・名詞句・名詞節などが入る。名詞句というのは2つ以上の単語のカタマリで「~すること」の意味を表すものだ。to drive everyday (毎日運転すること)havi...

副詞とはalways, usually, seldom, everyday, very などだ。副詞の1番目の働きは、動詞の意味を限定することだ。名詞の意味を限定するのが形容詞なら、動詞の意味を限定するのは副詞だ。たとえば、Melos ran. (メロスは走った)という文章があるとする。ただ一言で「走った」と言っても、いろんな走り方があるわけだな。それを表現するのが副詞の働きだ。Melos ran...

はかせ塾英語では英文をまず大きく2つに分類して読んでいく。その2つの分類法とは、述語動詞がbe動詞系(連結動詞)か一般動詞かという分類だ。英英辞典ではbe動詞というのは連結動詞(linking verb)という品詞になっていて主語と形容詞(形容詞句)をイコールでつなぐ役目を持っている。述語動詞がbe動詞系(連結動詞)の場合はSVC文と判定し、そうでない場合はSVO文と判定する。どちらかわかりにくい...

SVC文は主語を説明する文だ。Cの部分には名詞・形容詞・現在分詞・過去分詞など、いろんな部品が入る。和訳の仕方は簡単だ。主語を説明するわけだから。SはCだって言うだけだ。【例文】This is Tom.「これはトムだ」 → 「これ」を説明する文He is smart.「彼は頭が切れる」 → 彼(の能力)を説明する文Jane is running.「ジェーンは走っている」 → ジェーン(の状態)を説...

述語がbe動詞系(連結動詞)でない英文をSVO文と呼ぶ。go, run, want, giveなど、よく見かける動詞がSVO文の述語動詞だな。be動詞系(連結動詞)でないかどうかの区別は簡単だ。動詞をbe動詞に置き換えた時、文章が通じる文になったらbe動詞系(連結動詞)。よく分からない文になったら一般動詞系だ。SVO文はヴァリエーションが多くて、ちょっと面倒な文だ。というのも目的語のところで少し触...

SVO文には4つのヴァリエーションがある。その4つとはSV … OなしSVO文SVO … シンプルなSVO文SVTO … 宛先が必要なSVO文SVS'C … SVOのOの部分がS'Cのカタチになっている文だ。このヴァリエーションは動詞の動作のカタチによって生まれるものだ。つまり…対象物を必要としない動作 → OなしSVO文対象物を1つ必要とする動作 → シンプルSVO, または SV(S’C)対象...

SVO文を作る動詞には、動作によって対象物(目的語)の個数が決まる。その個数とは、0コ/1コ/2コの3通りだ。たとえばrun(走る), walk, swimなどの動作には、「~を」という対象物は必要ないだな。sleep, wake up, stand, sit downなどと言った動詞・群動詞もそうだ。The river runs.※ 「その川は流れている」・・・何を?という言葉は必要ない。I w...

OなしSVO文は、SVO文の中で一番シンプルな文章だ。なのでこれを使ってここで英文和訳や和文英訳の基本を確認しておこう。はかせ塾英語では、「核文変形生成文法」で英文和訳をする。核文(かくぶん)変形生成文法というのは、世界中の言語にはそれぞれ『核文(かくぶん)』と呼ばれる、基本文を5~12文程度持っていて、それを様々なルールで変形することによって、成り立っているという考えの文法だ。核文というのは文章...

和文英訳は、英文和訳の逆。1.和文を部品に分解し、核文(かくぶん)を見つける。2.各部品を英語に訳す。3.訳した英語を核文から並べる。4.残りの部品を自然な英語になるように並べるさっきの例文、「彼はたいてい8時に学校へ行く」を英訳する場合なら、まず「彼は」「たいてい」「8時に」「学校へ」「行く」…と言う風に分解して、部品を英訳する。で、この文の核文は「彼は、行く」だからまずHe goes.と言うの...

次は対象物が1つ必要な動作の文だ。have, get, wantなど、多くの動詞がこのタイプの文章を作る。これらの動詞に共通するのは、SVだけでは「何を?」という言葉が足りない感じになることだ。たとえば、I have.「私は持っている」 → (何を?)I like.「私は好きだ」 → (何を?)I got.「私は手に入れた」 → (何を?)I want.「私は欲しい」 → (何を?)と言う具合だ。...

SVO文の最後はSVS'C文だ。SVS'C文というのは、主語+述語+名詞+名詞または形容詞類 と言うふうに単語が並んでいる文だ。5文型で言うSVOCだな。4つ目の部品は3つ目の部品の状態を説明している名詞または形容詞類だ。さて今までの英文は、意味を取るのも和訳するのも、比較的簡単な文章だった。しかしSVS'C文だけは、ちょっと厄介だ。というのも「て・に・を・は」をつけるのが少し難しいからだ今までの...

例文を核文に読みほどくカタチで和訳してみる。因みにS'は内主語だから、「~が」「~は」と訳する。He calls me Taro.→ I am Taro.He made me happy.→ I was happy.I saw him running.→ He was running.I found the window broken.→ The window was broken.I have ...

英文を読むための基本英文法。2文型法では、進行形や受動態、それに完了形も、SVCとSVOで理解する。進行形と受動態はSVC、完了形はSVOだ。つまり、現在分詞(-ing)や過去分詞(-ed)は、分詞であって、動詞ではない。コレを勘違いしている人が、とても多い。動詞でないモノを動詞として捉えていれば、どうしたって読み間違える。現在分詞は、「~している状態」過去分詞は、「~されている状態」「~し終わっ...

比較の文を2文型で分類すると言う話の続き。He is as tall as his mother.を一カ所で区切るとしたら、どこで区切ればよいか?実は、この前のasは副詞、うしろのasは接続詞だ。で、前のasは、これ自身で「同じくらい」という意味だ。だから、He is as tall. だけで、文法的には、ちゃんとした文章になる。つまり文の構造はSVCで、正解は(2)。ここで区切った意味はもちろん...