名詞構文の核文変形

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英文を読むにはまず、主語をキチンと読みとらないといけない

 

そのために必要なのが、名詞構文や所有格構文の読みほどき方だ。

 

名詞構文や所有格構文を読みほどくには、

所有格 → 主語S動詞または形容詞由来の抽象名詞 → 元の動詞V や形容詞(説明語C)に還元形容詞 → 副詞
というふうにやる。

 

実際どうやるかというと、たとえば、

his success :his → he,  success < succeed(成功する)
だから、He succeeds. 「彼が成功する(こと)」と読みほどける。

 

OなしSVO文だな。

 

a doctor's absence:a doctor's → A doctor, absence < absent (不在の)
だから、A doctor is absent.「医師が不在である(こと)」と読みほどける。

 

SVC文のパターンでbe動詞が入る。

 

your quick recovery
形容詞のquickをquicklyと副詞化して、You quickly recover.「君がすぐに回復する(こと)」と読みほどける。

 

所有格構文の場合は、こんなふうに所有格部分が主語になるので難しくはない。

 

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所有格のない名詞構文

一方、所有格のついていない名詞構文(A of B)の場合は少々厄介だ。

 

というのも動詞や形容詞に還元できない名詞が主語になったり目的語になったりするからだ。

 

例をいくつか挙げてみると…

the absence of communication :absence < absent(不在である)に還元できる。

 

これは形容詞なので核文に読みほどくとSVC文を作る。

 

つまり Communication is absent.で「通信・会話が存在しない(こと)」となる。

 

the development of India:development < develop(発展)
 だがこれは自動詞・他動詞として使われるのでOなしSVO文か、シンプルSVO文に還元できる。

 

つまり 「インドが発展する(こと)」とも「インドを発展させる(こと)」とも読める。

 

どちらに訳すかは前後の文の内容次第だな。

 

the sharing of information:sharing < share(共有する)
の場合は目的語が必要な動詞だからSVO文。

 

つまりshare informationで 「情報を共有する(こと)」だ。

 

his discovery of a new island:
これはhisという所有格があるのでこれが主語。

 

動詞や形容詞に還元できないa new islandが目的語だな。

 

<He discovered a new island.「彼が新しい島を発見した(こと)」

a careful examination of his eyes:
examination < examine(検査する)と還元できて目的語が必要なのでSVO文。

 

また形容詞careful → 副詞carefullyというふうに変形して  < S carefully examines his eyes.「注意深く彼の目を検査する(こと)」その他にも読みほどきにくいA of Bのカタチがいくつかあるが省略。

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