英語の文型は動詞の意味で決まる
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英文を読むコツ。
主語・述語の次は、説明語Cだ。
学校文法では「補語」と呼ばれるヤツだ。
説明語Cの話をする前に、なぜ補語とか目的語というのがあるか、ざっと説明しておく。
まず英語の文型は動詞で決まる。
5文型だとか2文型というのは結局、動詞によって決まって来るもので、特に動詞の意味によって文型が決まる。
たとえばrunという動詞が述語なら、たいていSVの構文しか作れない。
つまり他に必ず必要な情報はない。
なのでOとかCは要らないわけだ。
「どこで」という情報を知りたい人もいるかも知れないが、通常は不要だ。
(もちろんrunにも他動詞としての用法はあるが)一方、giveという動詞であれば、どうか。
「与える」という動作は、「与えるモノ」と「与える相手」がないと完了しない。
I give.だけでは「誰にあげるの?」「何をあげるの?」という情報が不足する。
なのでSVOtoTとかSVTOという文型を作ることになる。
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(3)説明語・説明部(C)・・・SVC文の部品
英語の文型は動詞の意味で決まる。
なので動詞の意味が分かれば、文型というのは勝手に決まって来るものだと思えばよい。
特に2文型に分類するには、動詞がbe動詞であるかどうかをみればよい。
というのも述語がbe動詞グループの動詞なら「SVC文」になるからだ。
このSVC文で主語(S)を説明する言葉を「説明語・説明部(C)」と呼ぶ。
説明語Cは学校文法では『補語』と呼ばれているが、はかせ塾文法では『(主語の)説明語』と呼ぶことにする。
だいたい補語complementというのは意味不明の言葉であって、英英辞典でもよく分からない説明が載っていたりする。
たとえばa word or phrase used to complete a grammatical construction(言葉や句で、文法的構造を完成するために使われるモノ)なんていう風な説明で、なんのこっちゃかよくわからないしね。
でこの説明語Cとしては、名詞・形容詞・現在分詞・過去分詞が使われる。
例文
「これ」・・・「ネコ。
」He looks young. (形容詞)※ youngも主語の説明だ。
「彼」・・・「若い」
「トム」・・・「走っている」Those who are kind to others are loved by everybody. (過去分詞)※ これも主部の説明だ。
「他人に親切な人々」・・・・「愛される、みんなに」I saw him running. (現在分詞)※ この文の場合は、目的格のhimの説明だ。
「彼」…「走っている」
つまり目的語Oの中の構造がS'Cとなっていると理解する。
つまりSV(S'C)だ。