SVO文(2)シンプルSVO文
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次は対象物が1つ必要な動作の文だ。
have, get, wantなど、多くの動詞がこのタイプの文章を作る。
これらの動詞に共通するのは、SVだけでは「何を?」という言葉が足りない感じになることだ。
たとえば、
- I have.「私は持っている」 → (何を?)
- I like.「私は好きだ」 → (何を?)
- I got.「私は手に入れた」 → (何を?)
- I want.「私は欲しい」 → (何を?)
だからこの「何を?」に答える単語を入れると、一人前の文章ができあがるわけだ。
- I have a pen.「私は持っている」・・・(何を?)・・・「ペン。
」
- I like cats.「私は好きだ」・・・(何を?)・・・「ネコ。
」
- I got a Xmas present.「私は手に入れた」・・・(何を?)・・・「クリスマスプレゼント」
- I want your kindness.「私は欲しい」・・・(何を?)・・・「あなたの優しさ」
この後で説明するSVTOを作る動詞のような「誰に?」という空白感はない。
こういう文を単なるSVO文とか、シンプルSVO文などと呼ぶことにする。
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SVO文(2)SVTO宛先が必要なSVO文
動作には対象物の他に、宛先(T)が必要な動作もある。
どういう動作かというと、「誰かに」「何かを」「~する」といった動作だ。
たとえば「与える」「送る」「見せる」「手渡す」「差し出す」などと言った動作だ。
それから「~してあげる」というような動作も相手が必要だな。
こういう動作はターゲット語Tを使って、SVTOという言葉の並べ方をして表される。
- He gave his daughter a birthday present.
- She cooks him a breakfast every morning.
- Show me your passport.(あなたのパスポートを見せてください)
- Tell me why he has done such a foolish thing. (彼がなぜそんなばかなことをしているのか教えてください)
teach(教える), tell(告げる), give(与える), lend(貸す), show(見せる), hand(手渡す), offer(差し出す), pass(手渡す), pay(支払う), sell(売る), send(送る),
make(作ってあげる), get(手に入れてあげる), buy(買ってあげる), find(見つけてあげる), cook(料理してあげる), choose(選んであげる), leave(残しておいてあげる)、play(演奏してあげる)、sing(歌ってあげる)
これも「誰それに」「何かを」「~する」と言う文章だ。
- I want you to go with us.「私は/望む/あなたに/私たちと一緒に行くことを」
- He asked you to meet her. 「彼は/頼んだ/あなたに/彼女と会うことを」