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主語の読み方、名詞構文・所有格構文を読みほどけ!
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英文を区切り方がわかったら、次は主語の読み方を学ぶ。
主語の読み方といってもピンと来ないかも知れないが、高校から先の英語というのは、抽象的な表現の文がたくさんでてくるので、それなりの読み方が必要だ。
そのためにまず覚えて欲しいのが、名詞構文や所有格構文と呼ばれる部分の訳し方だ。
名詞構文とはたとえば
- the existence of ghost, (幽霊の存在)
- violation of the rights, (権利の侵害)
普通はA of B というカタチのものが多いだが、別の前置詞でできているモノもある。
一方、所有格構文とは、たとえば、
- his success, (彼の成功)
- Jane's decision, (ジェーンの決断)
- a doctor's absence, (医者の不在)
- 所有格(~の) + 抽象名詞
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名詞構文は英文和訳の鍵
また両者の混ざったカタチや、形容詞がくっついた名詞構文もある。
たとえば
- his discovery of a new land,
- a careful examination of his eyes,
この短いフレーズの中にSVCやSVOがあるんだな。
それを読みとらなければ満足な英文和訳はできない。
ためしにこの例文を訳してみて欲しい。
Jane's decision enabled him to finish his work quickly.
これを 「ジェーンの決断が、彼に迅速に仕事を終わらせることを可能にした」(A)
と訳したら何を言っているのか、もう一つよくわからない。
なぜかというと、この和文では主語が抽象的になっているからだ。
でもこれって、内容は全然抽象的な話ではないわけだ。
具体的にジェーンと男性が何か行動しているのを表現しただけの文だ。
一方、
「ジェーンが決断したおかげで、彼は迅速に仕事をし終えることができた」(B)
と訳せば何が起こったのかハッキリする。
こちらは主語が人物だし、主語・述語関係を2対作っているので、わかりやすい。
「ジェーンが決断した」→その結果「彼は迅速に仕事をし終えた」…という因果関係が明快だ。
この例文の場合、主語のJane's decisionの部分を、
- Jane's → Jane (S)
- decision → decide (V)
これがつまり「主語を読みほどく」ってことだな。