文章のカナメは述語動詞
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英文を文節(意味の塊)に区切り、主語を読みほどいたら、次は述語の特定だ。
基本英文法のところでも述べたが、英語は述語動詞によって2種類の文章に分けることが出来る。
それがつまりSVC文・SVO文で、どちらになるかは動詞を見て判断すればよい。
Be動詞やbe動詞で置き換えられるのがSVC文で、それ以外の文章がSVO文と言うことだ。
ところが大学入試に出てくる英文には、動詞がたくさん入っているモノが多い。
一文に3つくらいは普通で、5つや6つも入っていたりする。
だから英文和訳の最初の関門は、述語動詞がどれなのか見つけることだ。
どの動詞が主文の述語動詞で、どの動詞が述語動詞でないかって事を見分けないと、核文にまで分解することが出来なくなる。
現在分詞や不定詞、過去形や過去分詞など、動詞の活用はいろいろあるから、それをまず見極める必要がある。
たとえばこういう感じだ。
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現在分詞は述語にはならない
述語動詞を見つけるには、やはりまずスラッシュで文節に区切ってから考える。
復習だが、英文の区切り方は
- 主語のすぐ後ろ
- 動詞のすぐ後ろ
- 前置詞(in, at, with, to, for, onなど)の直前
- 副詞の後(副詞はかっこで囲っても良い)
- of の前では区切らない
ということで例文1を区切ってみる。
SVC文のところで説明したが、現在分詞というのは現在分詞というのは「今まさに動いている状態」を表現している。
だから動詞ではなく形容詞だと見なす方が分かりやすい。
形容詞なら当然、述語動詞にはならないよね。
となると現在分詞のwearingは二つとも述語動詞になれないから、残ったisが述語動詞って事になる。
ということでこの例文の主語は「ジーンズを着たその男」ってことになる。