副詞(副詞句・副詞節)
更新日:
副詞とはalways, usually, seldom, everyday, very などだ。
副詞の1番目の働きは、動詞の意味を限定することだ。
名詞の意味を限定するのが形容詞なら、動詞の意味を限定するのは副詞だ。
たとえば、Melos ran. (メロスは走った)という文章があるとする。
ただ一言で「走った」と言っても、いろんな走り方があるわけだな。
それを表現するのが副詞の働きだ。
- Melos ran quickly.メロスは、すばやく走った
- Melos ran slowly.メロスは、ゆっくり走った
- Melos ran carefully.メロスは、注意深く走った
- Melos ran everyday in those days.メロスは当時、毎日、走った。
いくつかの単語が集まって、副詞的な意味を作っているカタマリだな。
さて形容詞や副詞・副詞句を取り除くと文章の骨格が残る。
たとえばI always go to school at seven. だったら副詞・副詞句が3つある。
- I always go to school at seven.
この文から副詞や副詞句を取り除くと、I go.という非常にシンプルな文章になる。
こういう文章を核文(かくぶん)というが、コレを意識することによって、英文和訳や和文英訳が正確にできるようになるわけだな。
英語学習は、まずこれから(楽天ブックス)
先に熟語300の例文を丸覚え。次に英単語600を覚えるべし。基本英文は合格英文120で押さえ、日々の復習は整序問題で!
助動詞
覚えておくべき品詞、次は助動詞だ。
動詞にひっついて意味を加えるモノに、助動詞と副詞がある。
動詞と副詞は名詞と形容詞のような関係だが、助動詞は別の意味を表している。
助動詞は、それを話している人間の主観を表す。
(これは大事な知識!)助動詞の持つイメージは
- can 「~することが可能だ(と考えている)」「~が起こることが可能だ(と考えている)」
- may 「~してもよい(と思っている)」「~であってもかまわない」
- must 「絶対~だ(と思っている)」「~でないとおかしい」
- should 「当然~のはずだ(と思っている)」「~であるのが正しい」
中学で習う英語では会話文が多いので、助動詞が発言者の気分であるということはあまり意識していないが、大学入試ではハッキリ意識して欲しい。
客観性の高い話であれば、助動詞は使わない。
接続詞
確実に覚えておくべき最後の品詞は接続詞だ。
接続詞は言葉や文章をつなぐ言葉だ。
『等位接続詞』と『従属接続詞』の2つがあるが、英文を読む際に特に重要になるのは等位接続詞(とうい・せつぞくし)だ。
and, or, but, nor などが等位接続詞なのだが、単語と単語、句と句、節と節、文と文をつなぐ言葉になる。
ここでしっかり覚えておくべき事は、等位接続詞は、つないでいる前後の品詞やカタチが同じになるってことだ。
同じだから等位と言うんだが、これは大事だからハッキリ意識して欲しい。
- Yuki and I (ユキと私) ← 名詞と名詞
- black and white (黒と白) ← 形容詞と形容詞
- He is not gentleman but sportsman. (彼は紳士であるだけでなくスポーツマンだ) ← 名詞と名詞
- I'll win and come back. (私は勝って帰ってくる) ← 動詞と動詞
- Which is more important, to study or to practice?(どちらがより重要か。
研究することと実践すること) ← 不定詞と不定詞
- at school or at hospital (学校で、または病院で) ← 副詞句と副詞句
さて次から文章の骨格、SVC文とSVO文の説明に入っていく。