リスニングは、まず音として頭に入れる事が大事
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リスニング力は入試で無視できなくなった。
就職や仕事でも英語が重要になった。
一流企業に就職するなら英語会議は必須だし、海外と取り引きがある企業で仕事をするには、英語で会話もできないといけない。
そのためには相手が言った英語を、ちゃんと聞けないと何にもできない。
なのでもう受験勉強の時点から、リスニング力を磨く必要がでてきたのだ。
ということでこれから受験勉強を始めるなら、まずリスニングの学習環境を作る必要がある。
そのために必要なのが、リスニング用の教材と、リスニング練習用の英文ファイルだ。
リスニング用の音声ファイルを用意して、それをとにかく何十回も聞く。
英文の音声ファイルを聴きながら、自分でもそれを発音してみる。
分からない単語があれば意味を調べればよいが、とにかくまず、英文を「音として」復唱できるようになることが重要だ。
意味なんか、後で考えればいい。
hundreds of と聞こえてきたら「ハンドレッズ・オブだな」と思えばよい。
ここで下手に「数百の」という日本語を考えたら、リスニングなんかできなくなる。
というのも一々意味を考えながらリスニングをすると、意味が分からない単語が出てきたら、そこで止まってしまうから。
もっと具体的に言うと、意味を考えながらリスニングをすると、知らない固有名詞が出てきたら、そこで頭がフリーズしてしまうのだ。
だからとにかくまず、音をしっかり頭に残すことが重要で、そのためにリピーティングやシャドウイングという練習が必要になるわけだ。
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リスニングでは、固有名詞を聞き取ることが重要。
リスニングのポイントは、とにかく英文を日本語に訳さずに聞くことだ。
というのも日本語に訳しながら聞くと、訳せなくなったところで頭が止まってしまう。
リスニング中に知らない単語が出てきたら、一体それって何?と言う風に考えてしまって、そのあとの英文が全然頭に入ってこなくなる。
で、調べてみたら、本題には関係ない、あまり重要でない単語だったりして、実は意味が分からなくてもかまわない単語だったりするわけだ。
そしてまた分からない単語が人名や地名などの固有名詞だったりすると、いくら考えても分からないで立ち往生してしまう。
固有名詞なんて考えても意味はないから、意味を考えながら読むとどつぼにはまってしまうので、とにかく音として記憶するしかない。
またその固有名詞が主語の一部になっていたりすると、聞き逃さないようにしないと、リスニングにならないから、とにかくまず音として英語を記憶に残す必要がある。
というわけでリスニングの第一段階は、英語を音として聞いて、それを真似する練習だ。
これがつまりリピーティングやシャドウイングという練習方法になる。
リピーティングとは、英文を聞き終わってから、その英文を発音してみるというやり方で、シャドウイングは、英文が流れているすぐ後に口まねするというやり方だ。
効果としては、リピーティングは英文を丸々覚えて発音するので、英文の理解の学習がみっちりできると言うこと。
一方、シャドウイングの方は、英語のスピードに慣れることができて、音の抑揚も真似できるので、英語の口慣らしに良いと言うことだ。