英語の勉強。まずは中学レベルの英語力のチェックから。
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ここからは受験英語の効率的な学習法を説明する。
まず最初に、今現在の英語力がどの程度なのか、そこから確認しておこう。
まず、中学生レベルの英語力のチェックだ。
残念ながら日本の学校英語は、かなりひどい。
学校の英語の定期テストでは記号問題などが多く7曜日を全部書けない生徒でも、5段階評価で3が付いてしまうようなことが普通に起こっている。
そして英検などの検定試験も、当てにはならない。
というのも英検では99%記号選択問題で、殆ど英語の読み書きの力が無くても選択肢の選び方が上手だと、3級くらいまでは平気で検定試験に受かってしまう。
なのでまず、中学レベルの英単語がちゃんと書けるかどうか、そこからチェックする必要があるだろう。
中学レベルの英語で重要なのは英文が読めることではなくて、英文が書けることだ。
そのために挑戦して欲しいのが、例文で覚える中学英単語・熟語1800に出てくる和文を英訳するというトレーニング。
この本には300弱の中学レベルの基本英文が載っているが、和文を見て英文がスラスラと言えたり、書けるかどうか。
これが出来ないようなら、大学受験の英語なんて取り組みようがない。
文章自体は英検3級レベルだが、書くとなると3級合格者でも書けないヤツの方が多いだろう。
高校生でこれが出来なければ、大学受験に通用する英語力はゼロと言ってよいかも知れない。
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先に熟語300の例文を丸覚え。次に英単語600を覚えるべし。基本英文は合格英文120で押さえ、日々の復習は整序問題で!
英語は言葉だから、話すというのが一番効果的
英語というのは言葉だから読んで書く前に聞いて話すというのが自然な方法のハズだ。
だから英文を読む場合も必ず声に出して読むべきだし、リスニングをする場合も、聞いているだけではなく、それを口から出すことが重要だ。
英文を読んで発音してみる。
聞いた言葉をオウム返しにしゃべってみる。
こういうのをシャドウイングというらしいが、聞いて話す、あるいは文章を声に出して読む、これを積極的にする必要がある。
なので上で紹介した本の英文を、とにかく口に出してみる。
CD付で英文が入っているので、そのあとについて真似してみる。
それだけで英語のリズムやパターンがどんどん、頭の中に入ってくるはずだ。
単語を寄せ集めて、こねくり回して読むというようなやり方は、英語をかえってわかりにくくする。
英語は言葉なんだから、とにかく聞いて話す。
これを徹底してやると、発音もだんだん良くなるし、発音ができてくるとリスニングの精度も増してくる。
というのも意味が分かる言葉しか理解できないのと同じく、発音できる音しか聞き取れないと言うことらしい。
英語の発音は、日本語と周波数が全く違っていて、日本語にない発音もたくさんあるから、とにかく英語を聞いて、口に出してみる。
英文を見て発音を矯正し、もう一度英文を聞く。
この繰り返しを日常的にやることで、英語の学習が進むと言うことだ。