2文型法を使うわけ
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はかせ塾英語では英文をまず大きく2つに分類して読んでいく。
その2つの分類法とは、述語動詞がbe動詞系(連結動詞)か一般動詞かという分類だ。
英英辞典ではbe動詞というのは連結動詞(linking verb)という品詞になっていて主語と形容詞(形容詞句)をイコールでつなぐ役目を持っている。
述語動詞がbe動詞系(連結動詞)の場合はSVC文と判定し、そうでない場合はSVO文と判定する。
どちらかわかりにくい場合もあるが、be動詞なら確実にSVC文だから、迷うことはないはずだ。
- 述語動詞がbe動詞系(連結動詞) → SVC文
- 述語動詞が一般動詞 → SVO文
学校文法では英文を5文型で教えるが、選択肢が5つもあると迷うはずだ。
だからまず選択肢を2つに減らして、SVC文とSVO文にバッサリ分けるわけだ。
そしてこの2つをバッサリ分けるために述語動詞を見る。
述語動詞がbe動詞系(連結動詞)だったらSVC文。
そうでなかったらSVO文。
簡単でしょ?因みにbe動詞系(連結動詞)の動詞には、こんなモノがある。
- keep, lie, remain, stay (~の状態のままである)。
- become, get, grow, turn (~になる、~に変わる)。
- feel, smell, taste, sound (感じる、臭いがする、味がする、聞こえる)
- look, seem, appear (~に見える)
- die, (死ぬ)
見分ける方法もあるので。
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SVC文の見分け方と訳し方
SVC文の見分け方は、述語動詞がbe動詞系(連結動詞)であるかどうかで分かる。
be動詞でない場合はbe動詞で置き換えて文が成り立つかどうかで考えればよい。
- I got hungry. → I was hungry. 置き換えができるのでSVC文。
- I got a present. → I was a present. 文章はできるが妙な文章になるのでSVO文。
5文型法で良く出てくるS=Cかどうか考える方法だ。
実質的にはあまり変わらないんだが、あまりオススメしない。
というのもbe動詞に置き換えて考える方が、英文和訳の時に役立つからだ。
SVC文で述語動詞がbe動詞でない動詞の場合は、これをいったんbe動詞で置き換えてから訳すとうまくいく。
たとえば、
- Tom looks happy. < Tom is happy. (トムは幸せだ → トムは幸せに見える)
- She kept calm. < She was calm.(彼女は落ち着いていた → 彼女は落ち着いたままだった)
- I got hungry. < I was hungry. (私は腹が減っていた→ 私は腹が減った)
- She died young. < She was young. (彼女は若かった → 彼女は若い状態で死んだ→ 彼女は若くして死んだ)
- The sky turned gray. < The sky was gray. (空は灰色だった → 空は灰色に変わった)