英語音声ファイルを調達
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リスニング練習のためにはまず、英語音声ファイルを調達する。
毎日新しい英語に触れたいのなら、NPRの定時ニュースが簡単でいい。
NPRというのはアメリカの公共ラジオだが、インターネットでもニュースを流している。
→アメリカ公共ラジオ放送この中に<NPR Hourly News Summary>(定時ニュース)というのがあって英語の耳慣らしにちょうど良い。
最初に広告が10秒ほど放送された後、ニュースが始まるのだが、プレイヤーの下の所に<download>というリンクがあって、これをクリックすると、ニュース音声をmp3形式でダウンロードすることができる。
毎回約4分間の英語のニュースが流れるが、人名や地名などの固有名詞などがバンバン出てくるので、時事問題などのリスニング教材にはうってつけかも知れない。
あくまでも耳慣らし用だが、人名や地名などの固有名詞のリスニング練習になる。
普通のリスニング教材だと、ニュースに出てくる固有名詞はあまり載ってないからね。
こちらから→NPR Hourly News Summary一方、大学入試やTOEICなどのリスニングテストで高得点を狙うなら、速読速聴・英単語シリーズのCDに収録されている音声ファイルが、単語のレベル的にはちょうどいいかも知れない。
ただしいきなりこのレベルのリスニングをするのは難しいし、元々英単語を覚えるための教材なので、持っていればリスニングにも使えるぞ、という程度だ。
リスニング力をつけるために、新しく教材を探すのであれば、音読パッケージが平易で良いだろう。
このシリーズはリスニング力を上げるために作られたシリーズで、リピーティングやシャドウイングができるように音声が作られている。
読む英語力を10とすると、リスニング練習には、5~7くらいの難易度がよいと言う考え方で、一番ノーマルなタイプの本の例文はこんな感じになっている。
単語は中学3年生~高1年生レベルで、英検で言うと3級から準2級くらいのようだ。
だからこれが聞き取れなかったら、確かに速読速聴英単語のCDなんか無理だろうな。
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先に熟語300の例文を丸覚え。次に英単語600を覚えるべし。基本英文は合格英文120で押さえ、日々の復習は整序問題で!
音読パッケージ・シリーズの使い方
NPRニュースは英語の耳慣らしにはよいが、実際のリスニング練習には使いにくい。
というのも地名や人名などの固有名詞や、専門用語がたくさん放送されるからだ。
知らない固有名詞は聞き取れたって、考えたって分からないから仕方がない。
なのでリスニング・テスト対策のためには、簡単な英文を題材に取り上げている音読パッケージという市販教材でリスニングの練習をしよう。
音読パッケージの使い方としては、「先行リスニング」を徹底的にやること。
先行リスニングとは、読み上げられる英文のテキストを見ずに、音声ファイルだけを何十回と聞き込む練習法だ。
この本には2枚CDが付いていて、その中には40個の英語ファイルがあるので、これをパソコンに取り込んでmp3ファイルを作り、一つのファイルを徹底的に聞きまくればよい。
※音声の取り込み方法は、以前説明したので省略。
→CD取り込みの設定法(mp3)付録の2枚のCDについて少し説明しておくと、1枚目は英文をポーズ(空白)無しで読み上げられたCDで、ゆっくりスピード(1~40)と、ナチュラルスピード(41~80)になっている。
1番と41番、2番と42番が同じ英文になっていて、さらに2枚目のCDにも同じ英文が収録されている。
ただし2枚目のCDには、英文が1文ずつ、あるいは1フレーズずつ読み上げられ、リピーティングができる空白部分がつけられている(1~39)。
2枚目のCD1番目の英文が欠けているのは、1枚目の一番最後の第81トラックに収録されているからで、どうやらポーズ付の音声ファイルが1枚のCDに収まらなかったということらしい。
で、この音声ファイルを一つずつ徹底的に聞き込む。
単語が全て聞こえるようになって、それでも聞き取れない単語があったなら、そこで初めて本文の英文をチラッと見る。
単語の詳しい意味などはどうでもいいから、単語の音が全部聞き取れてるかが重要だ。
英文の内容がイメージとして頭に浮かぶまで、とにかく何度も聞きまくる。
英文自体は平易なので、何十回と聞いていると、話の流れは掴めるはずだ。
またリピーティング練習・発音練習を中心にしたい場合は、2枚目のCDの音声から始めても良いだろう。