述語動詞は原型・現在形・過去形
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英文和訳の方法の続き。
英文を読むにはまず、英文を意味のある文節に切り分けて、主語をまず読みほどく必要がある。
そしてその次には述語動詞を見つけて、文章の主文の核文を見つける。
述語動詞を見つければ、文全体の構造がSVC文なのかSVO文なのかがわかる。
ところが述語動詞の見つけ方が分かっていない受験生が多い。
だから文全体の構造がよく分からず、何がなんだかよく分からない訳文を作ったりする。
たとえば次の例文の述語動詞はどれか?
となると述語動詞の候補はisしかないので、これがこの文の述語動詞と言うことになる。
wearingは両方とも、主語のThe manを説明しているだけで、主文はThe man/is/ wearing/ on me.だ。
wear on~で「イライラさせる、神経に障る」という意味なので、和訳すると「ジーンズを着ているその男が、私をいらいらさせている」ということになる。
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述語動詞は「原型・現在形・過去形」
現在分詞や過去分詞は、形容詞の働きをするので述語にはならない。
また不定詞の場合は原形だが述語にはならないし助動詞なども述語動詞にはならない。
ということで英語で述語動詞になる候補は、
- 動詞の原形
- 動詞の現在形
- 動詞の過去形
助動詞などがある場合はすぐ後ろに動詞の原形動詞が続くので、そこが述語の可能性が高いの見分けやすい。
一番紛らわしいのが、過去形と過去分詞の区別である。
特に過去形と過去分詞が同じつづりの場合、過去形なのか過去分詞なのかを見分ける作業が必要になる。
例文2なんかはその例だ。
文を最初から見ていくと、The man/ called/ Jack で、「その男はジャックに電話をした」と訳せるわけだし。
ところが次にまたcalledというのが出てきて、2番目のcalledに対応する主語がどこにあるか左を探すと、主語らしきモノはThe manと Jackの二つ見つかる。
なのでこの文章の訳し方は、「ジャックと呼ばれるその男は、そのときザックに電話した」という風にも理解できるし、「その男は、そのときザックに電話しているジャックに電話した」と言う風にも考えられる。