英文和訳のコツ 自然な日本語に訳すには記事一覧

ここからは英文和訳のために、知っておくべき知識を紹介する。具体的には、英文の区切り方名詞構文の読みほどき方分詞構文のよみほどき方などになる。前章でも少し書いたが英文を和訳するには、文章を文節に分解して、核文とその他の文節をそれぞれ和訳し、それを日本語のルールに従って並び替えると言う作業が必要だ。そのための最初の作業が英文を文節で区切ることになる。で、どうするかというと、意味のまとまりごとにスラッシ...

英文を区切り方がわかったら、次は主語の読み方を学ぶ。主語の読み方といってもピンと来ないかも知れないが、高校から先の英語というのは、抽象的な表現の文がたくさんでてくるので、それなりの読み方が必要だ。そのためにまず覚えて欲しいのが、名詞構文や所有格構文と呼ばれる部分の訳し方だ。名詞構文とはたとえばthe existence of ghost, (幽霊の存在) violation of the righ...

英文を読むにはまず、主語をキチンと読みとらないといけない。そのために必要なのが、名詞構文や所有格構文の読みほどき方だ。名詞構文や所有格構文を読みほどくには、所有格 → 主語S動詞または形容詞由来の抽象名詞 → 元の動詞V や形容詞(説明語C)に還元形容詞 → 副詞というふうにやる。実際どうやるかというと、たとえば、his success :his → he,  success < succeed(...

英語と日本語は、全く別系統の言葉だ。だから英文を読むときに主語を変えないとすんなりと腑に落ちないと言うこともよく起こる。名詞構文・所有格構文以外にも、動詞や形容詞が名詞化したものが主語になっている文は、核文に変形して訳した方がすっきりした訳文になりやすい。特に主語が無生物主語(人間でない主語)の場合には、主語を人物に変更して訳したほうがいい場合がある。The way will lend you t...

主語の読み方に関してもう一つ。「関係詞は、ぶった切って訳せ」というのがある。これは簡単に言うと、関係詞(関係代名詞・関係副詞)というのは元々2つの文章を1つの文章にまとめたものだから、元の文に分解して訳せってことだ。たとえばThe house whose roof is green is my grandfather's.という文があれば、スラッシュ・リーディングではThe house / who...

英文を文節(意味の塊)に区切り、主語を読みほどいたら、次は述語の特定だ。基本英文法のところでも述べたが、英語は述語動詞によって2種類の文章に分けることが出来る。それがつまりSVC文・SVO文で、どちらになるかは動詞を見て判断すればよい。Be動詞やbe動詞で置き換えられるのがSVC文で、それ以外の文章がSVO文と言うことだ。ところが大学入試に出てくる英文には、動詞がたくさん入っているモノが多い。一文...

英文和訳の方法の続き。英文を読むにはまず、英文を意味のある文節に切り分けて、主語をまず読みほどく必要がある。そしてその次には述語動詞を見つけて、文章の主文の核文を見つける。述語動詞を見つければ、文全体の構造がSVC文なのかSVO文なのかがわかる。ところが述語動詞の見つけ方が分かっていない受験生が多い。だから文全体の構造がよく分からず、何がなんだかよく分からない訳文を作ったりする。たとえば次の例文の...

英語で述語動詞になる候補は、動詞の原形動詞の現在形動詞の過去形この中で一番紛らわしいのが過去形で、過去形なのか過去分詞なのか区別がパッと付かないことも多い。例文2の場合は、calledという単語が2カ所に出てきているので、どちらが過去分詞でどちらが述語動詞なのか、文脈から判断する必要が出てくる。たとえばこの文の主語はThe manだが、それ以前にこの男の話が出てきていなかったら、このtheはなぜ付...